【PC】富士通とDynabookが欧州市場からの撤退を相次ぎ発表。両社のPC事業戦略に大きな影響も
富士通とDynabookが欧州市場からの撤退を相次ぎ発表。両社のPC事業戦略に大きな影響も
8/8(火) 6:22 PC Watch
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb0b967946e136c4c57611961389d0f8fd0e075b
国内PCブランドが、相次いで欧州市場から撤退することが明らかになった。1つは、シャープの子会社であるDynabookが、欧州市場から撤退したことが発表された。8月4日に行なわれたシャープの2023年度第1四半期業績発表の席上、シャープの沖津雅浩副社長が明らかにした。
もう1つは、富士通である。2024年4月までに、欧州における法人向けPCビジネスから撤退することになる。富士通社内では、先週時点で関係者に対して正式に通達があったという。富士通では「詳細についてはまだ決定していないが、現在の欧州のCCD(クライアントコンピューティングデバイス)事業の動向を踏まえ、撤退する方針である」とコメントしている。
なお、レノボ傘下にある富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、欧州市場において、FUJITSUブランドの法人向けPCの開発、生産を行なっており、これらの拠点についても今後の方向性を検討することになりそうだ。
■ 回復基調から一転し、撤退を発表したDynabook
Dynabookの欧州市場撤退について、シャープの沖津副社長は「PC事業の構造改革を進める中で、欧州から撤退した。この構造改革によりPC事業の収益は大きく改善した」と説明した。撤退は2023年4月末だったという。
欧州のPCビジネスは、市場環境の悪化などを背景に厳しい状況が続いており、2022年度は市場に多くの在庫が滞留。Dynabookでは、欧州市場おける販売会社の組織体制の見直しなどを行なっていた。
2023年2月に、Dynabookの覚道清文社長兼CEOにインタビューした際には「海外市場においては、収益を確保できる販売ルートや顧客に絞り込む体制へと組織を再編し、第4四半期からは海外PC事業も回復基調に転じている」とコメントし、回復基調にあることを強調していた。
実際、シャープのPC事業は、2022年度第3四半期までの赤字から脱却。2022年度下期でも、PC事業は黒字化していた。
このように回復基調にはあったものの、それでもシャープは欧州市場から撤退した。その理由について、Dynabookでは次のように説明する。
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日系企業に頼み込んでくらいしか無かったと思われ
「Dynabook」という名前自体はアラン・ケイが自身の著書で記した理想的なパーソナルコンピューターにつけた名前だけどね…
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