“ペットボトルの紅茶は甘い”、イメージを打破したコンビニの“無糖”紅茶、普及の背景
“ペットボトルの紅茶は甘い”、イメージを打破したコンビニの“無糖”紅茶、普及の背景
2023-11-01 ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/special/65458/
欧米では、お茶会など優雅な時間を過ごす際の飲み物としてお馴染みの紅茶は、淹れ方からカップまで強いこだわりを持つ人も多い。一方、ペットボトルで紅茶を飲む習慣が根付いた日本では、独自の発展を遂げてきた。かつて「ペットボトルの紅茶は甘い」という印象があったが、近年はコンビニオリジナルの無糖紅茶も増加傾向に。“甘くない”ペットボトルの紅茶が普及した背景を探る。
ペットボトル紅茶の進化の過程 冷えると白濁するため、初期は加糖やミルク入りでカバーするのが主流だった
日本初のペットボトル入り紅茶飲料『午後の紅茶』(キリンビバレッジ)が発売されたのは1986年のこと。同社では1984年に甘味の強い缶入り紅茶を発売しているが、売上が低迷したことから甘みを控えた『午後の紅茶』を開発した経緯がある。すっきりした甘さで大ヒットし、その後は各飲料メーカーからさまざまなペットボトル紅茶が発売されるようになった。
とは言え、ペットボトル紅茶の市場はその他の飲料に比べると小さい。2022年度の販売金額ベースではコーヒー20%、茶系飲料(緑茶、ウーロン茶、麦茶など)19.6%に対し、紅茶は5.2%となっている(清涼飲料水統計2023より)。
その理由の1つとして考えられるのが、「ペットボトルの紅茶は甘い」という先入観だ。『午後の紅茶』ブランドからは2011年に「おいしい無糖」が発売されているが、長らくペットボトル紅茶の主流は、加糖のストレートティーやミルクティーだった。お弁当やおにぎりに合わせるなら、甘くない緑茶やウーロン茶などが選ばれやすい。また、近年は健康志向の高まりで、糖分の摂取を控える人が増えている。
一方の紅茶専門店では、“無糖”で提供されるのが一般的。そもそもペットボトル紅茶を無糖化するのは、技術的に難しいのだろうか?
紅茶は冷えると白濁する性質がある。これはタンニンとカフェインの結合によるもので、これを防ぐ方法の1つが「冷やす前に砂糖を加える」というものだ。また、ミルクを加えれば白濁も気にならない。ペットボトル紅茶に加糖やミルクティーが多いのは、透明なペットボトルに詰めた際の美しさを追求したことも理由の1つと考えられる。
無糖紅茶の登場でペットボトル飲料市場にも変化が…健康志向の高まりとコロナ禍が後押しに
いまでは、飲料メーカーのさまざまな技術開発で、すでに白濁の問題はクリアになっている。近年は、飲料メーカー各社から数々のペットボトルによる無糖紅茶が登場し、コンビニ各社でもプライベート(PB)商品として発売されている。
2019年にはペットボトル紅茶の売上が過去最高を更新し、以後も年々拡大している。とはいえ、他の飲料に比べたらまだまだ市場は小さい。
「これまでのペットボトル紅茶は、ミルクや加糖の商品が多く、清涼飲料としてゴクゴク飲めるものではありませんでした。食事のお供となる緑茶や麦茶などに比べて、紅茶はリラックスタイムの飲み物として認識されてきました。しかし、健康志向の高まりとともにペットボトルの無糖紅茶が普及し、現在は市場を牽引しています。また、コロナ禍に高まった癒しニーズも市場の後押しとなりました。しかし一方では、『無糖紅茶は物足りない』『味気ない』という声も一定数ありました」(ファミリーマート・櫛田奈美さん)
長らくペットボトル紅茶のスタンダードだった「甘み」は、健康志向の高まる現代人には「飲みたいけど控えたい」というジレンマを生んでいた。また紅茶の醍醐味である香り・渋み・味を求めるコアな紅茶マニアには、ペットボトル紅茶を邪道と見なすむきもある。ペットボトルの無糖紅茶は一定の支持を得ながらも、ある意味で中途半端な需要に収まっていたのかもしれない。
※全文はリンク先で
無糖だよ
100パック400円ぐらいの紅茶買って
浄水器通した水でいつもやってるわそれ
楽で安上がり
オレ
たまには不味いものでも飲むかというときに便利
既になかったっけ、無糖のミルクティー
もうある
難しいわな
ミルクティーは誤魔化し効かないしな
あれは紅茶花伝だったか
常備してる
ジャワティ発売 1989年
午後ティー無糖 2011年
大塚すげーな20年も先行してたのか
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