中国の消費回復、10月に勢い失う-民間企業の景況感も悪化
中国の消費回復は10月に鈍化し、民間企業の景況感も低下した。民間の独自調査や代替データからは、中国経済の持ち直しが依然として不安定であることがうかがえる。
パリに本社を置くクオントキューブ・テクノロジーが発表した娯楽・交通に対する中国の消費者需要を示す指標と、米モーニング・コンサルタントが独自に行う消費者心理調査は、10月にいずれも前月から悪化。北京の長江商学院による民間企業の景況感指数も前月比で落ち込んだ。
クオントキューブはウェブ検索や人々の動きを反映した交通機関の数値、消費者レビューなどのデータソースに基づき指数を作成。「政府による最新の金融刺激策にもかかわらず、われわれのデータは10月中に全セクターで持続的な減速を示しており、特に運輸業で顕著だった」と同社はリポートで指摘した。
消費者の個人的な財務状況や景況感見通し、主要な家計の買い物に関する態度を尋ねる調査に基づくモーニング・コンサルタントの消費者心理指数は2月以来の150割れ。同社によれば、「中国の信頼感は急速に低下」している。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-13/S41PRRT0G1KW01
一時持ち直しという報道も出ていたが、まだ安定して持ち直しというわけではなさそうだな。
最近では中国の若者が失業率が酷すぎて日本企業で就職をしたいといっていた記事もみかけたな。