英提供のウクライナ掃海艇、トルコが通航認めず 黒海の輸出ルート、米英と溝
【ロンドン=黒瀬悦成】ロシアに侵略されたウクライナから黒海を経由した農産物の輸出ルートの安全を確保するため、英国がウクライナに掃海艇の供与を決めたことに関し、黒海と地中海を結ぶボスポラス、ダーダネルス両海峡を管理するトルコが掃海艇の通航を認めず、供与は当面先延ばしとなった。北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコはロシアとウクライナの双方と関係維持を図る独自外交を展開しており、今回の措置で英米などNATO諸国との溝が一層深まる可能性がある。
英国は昨年12月、ロシアがウクライナ産の農産物の海上輸送を妨害しようと、同国の港湾の周辺に機雷の敷設を図っている兆候があるとして、機雷除去のための掃海艇2隻を供与すると発表した。
英国は北欧ノルウェーと協力し、黒海でのウクライナの掃海能力の強化支援を進めており、掃海艇の供与はその中心的取り組みに位置づけられていた。
ところが、トルコ政府は今月2日、交流サイトX(旧ツイッター)に出した声明で、戦争中に交戦国の艦船が両海峡を通航するのをトルコが制限できるとした1936年のモントルー条約を根拠に、「ウクライナに供与された掃海艇は戦争が続いている間は海峡を通れない」と表明した。
トルコは2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始直後、両国の艦船の海峡通過を制限すると発表したが、ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリを母港とする露黒海艦隊は制限の影響を受けずに黒海で作戦行動が可能だ。
一方で条約は、通航の可否は最終的にトルコの判断で決められるとしており、英国の取り組みに事実上の横やりを入れる今回の措置はNATOの結束に改めて影を落としそうだ。
産経新聞 2024/1/4 13:12
https://www.sankei.com/article/20240104-DFSQR465URKQVLNFCZW72QLL3A/
どこの軍隊の船も入れないっていう
狡猾な指導者よ
外交に恩なんてないよ
あるのは現在の利害関係だけ
相手が判断に迷ううちは有効
条約はボスポラスに限定される
もう一つできれば欧米の船も堂々と通せるからロシアを牽制しやすい
>>91
サイズ的には通れるかな
でも流域のどこかが反対するかも
>>86>>98
https://en.wikipedia.org/wiki/Rhine%E2%80%93Main%E2%80%93Danube_Canal
楽勝で通れそうではある。というか、大西洋からウクライナまで川通って、こんな大きな船が行けるなんて知らなかったよ。今日知った一番のトリビアだな。
サイズ自体は1万トンクラスまで行けるらしいけど
クルーズ船でも貨物船でも国境を越えて長距離運行する船は総じて平たい構造をしているし
クルーズの名所として新旧の橋が採り上げられているから
全高の制限が各所であると思う
引用元: https://ift.tt/zUlJKxQ