森永卓郎氏「新NISAは絶対にやってはいけない。現在の株価はとてつもないバブルの状態だ。」
■少なくとも今、新NISAは絶対にやってはいけない。現在の株価はとてつもないバブルの状態だ。ギャンブルとしてやるなら別だが、老後資金や生活費に回すお金でやってはいけない。
── その根拠は?
■現状は1920年代の米国に似ている。当時、米国は家電と自動車のバブルに沸き、圧倒的な競争力を持っていた。繁栄は永遠に続くといわれていたが、29年10月24日の「暗黒の木曜日」に市場開始早々、ゼネラル・モーターズ株に大量の売りが入り、暴落が始まった。アップダウンを繰り返し、底値に達した32年7月にはニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は10分の1になった。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240116/se1/00m/020/051000c
■私自身も何年か前まで、全体として株価は右肩上がりで行くと思っていた。だが(商品の価値は費やされた労働量で決まるという)「労働価値説」で考えれば、お金は裏側で働く人がいるから価値があるわけで、投資をしたからお金が増えるということはない。
今起きているのは「ドットコムバブル」だ。米アマゾンやマイクロソフトなどのGAFAMが実力以上の株価をつけている。しかし未来永劫(えいごう)、繁栄を続けることはなく、必ず調整が来て元に戻る。
日銀支店長会議の概要も発表されていたが、賃上げはまばらな感じになりそうだし微妙かな。
どちらかというと動かない可能性が高いかなと思うが。
日銀支店長会議では中小企業と大企業の賃上げ姿勢の隔たりを指摘https://t.co/XDSe4RDxGL
— まねたん (@kasegerumatome) January 11, 2024