【悲報】日本でライドシェア始まる→稼げなくて誰もやっていなかった…
◆参入ドライバーは悲鳴 売り上げの半分が手数料に取られる
岸田文雄首相は5月、ライドシェアの法整備を含めた議論を進めるよう指示。6月公表の「骨太の方針」の中にも盛り込まれた。
しかし働き手からは、悲鳴も上がっている。「これでは稼げない」—。7月29日にオンラインで行われた、規制改革推進会議ワーキング・グループ(WG)の会議。参入ドライバーに聞き取った声が紹介された。
ライドシェアは運行曜日や時間が限られている上に、別の業務をしていた場合、運行前には9時間空けなくてはならない。「制限を撤廃してほしい」といった要望が上がった。社会保険の対象とならないよう、タクシー会社が週20時間未満の勤務を条件とするケースも続発し、「ワーキングプアの温床だ」との声も。売り上げの3~5割がタクシー会社の手数料となる事例も紹介された。
◆2000人の応募に内定30人
大阪市域のある企業には約2000人の応募があったが、勤務条件が折り合わずに辞退者が相次ぎ、内定は約30人にとどまったという。
WG委員からは「働き手の利益を全く考えていない。タクシー業界の保護ではなく、利用者の移動を確保し、どう働きやすい制度になっていくか考えてほしい」と注文もつけられた。