宮島の来島者数が過去最多 1人100円の訪問税導入でも好調

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宮島の来島者数が過去最多 1人100円の訪問税導入でも好調

1: 2024/12/16(月) 07:58:07.88
 世界遺産・厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)の年間来島者数が15日、記録が残る1964年以降で過去最多となった。宮島観光協会によると、昨年あったG7広島サミットや円安で訪日外国人客が増えており、今後もしばらく増加傾向は続くとみている。

 日本三景の一つに数えられる宮島の年間来島者数は、2012年に400万人を突破し、2019年に過去最多の465万7343人を記録。その後、コロナ禍で200万人を切ったが、昨年5月の広島サミットで知名度が上がり、昨年は465万2252人まで回復した。

 市によると、今年の外国人観光客は約60万人で昨年より3割ほど増えた。宮島観光協会の担当者は「サミット効果が続き、円安の追い風もある。好条件がそろった」と言う。新記録達成のセレモニーが島内であったこの日、東京から夫と来た国田綾乃さん(48)は「厳島神社が目的。フェリーで10分で渡れるアクセスの良さも魅力」と話した。

 来島者増加の一方で、オーバーツーリズム(観光公害)が懸念される。市によると、対岸のJR宮島口駅周辺では、5キロ超の交通渋滞が発生した日もあったという。

 市は昨年10月に入島者1人につき100円を徴収する「宮島訪問税」を導入。宮島に渡るフェリー料金に上乗せし、今年度は約3億5千万円の収入を見込む。無料シャトルバスを運行し、トイレ増設などを計画している。市の担当者は「受け入れ環境をさらに良くして、宮島の魅力を向上させたい」と話している。

朝日新聞 2024年12月15日 18時00分
https://www.asahi.com/articles/ASSDH2GJ9SDHPITB00TM.html?iref=pc_life_top


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