「若者よ、VTuberを目指すな!」 人気VTuberが厳しい現実を突きつける 一発屋すら生まれない現状
大手に入れなければ意味はない
今回の動画は「弐十(にと)」(同5万人)とのコラボです。冒頭、キルシュトルテは「若者よ、VTuberを目指すな!」と呼びかけ、その理由を2人で解説しました。
まず2人は、巷を賑わせているVTuberは全員大手事務所所属だと指摘し、「ホロライブ・にじさんじ以外、意味ない」と断言します。しかし、ホロライブに入れる倍率は1200~1500倍と言われているらしく、「難関大学より倍率高い」のだそう。
全VTuberの人数は、キルシュトルテが活動を始めた約3年前で3万人もいたといい、2人は現在では6万人以上いると推測。しかもそのうちの90%以上は収益化ができておらず、「飯が食えている」レベルに達しているのは「1%もいないと思うよ」と推察しました。
一発屋すら生まれない現状
大手事務所に入れないのであれば、個人VTuberはどうでしょうか。
キルシュトルテは「もっとやんな(やるな)」とキッパリ。事務所の後ろ盾がなければ伸ばすのは難しいと断言します。
後ろ盾がない中でも注目を集めるためには「尖ったことをしないといけない」そうで、個人で最近名前を聞くVTuberは全員尖っているとのこと。しかし尖ったことをすると嫌われるそうで、キルシュトルテは、自分を好きな人の「100倍以上、俺のこと嫌いな奴がいる」と語ります。
「俺だって本当はマインクラフトとかやりたかった」というキルシュトルテですが、VTuberの“椅子取りゲーム”の中で、最後に残っていた席が「エロだった」といい、「今の俺にできることはショート動画で下品なチラシ配り(宣伝)ですよ」とボヤキました。
キルシュトルテは2021年10月、「葛葉」(登録者数193万人)とのコラボがきっかけでブレイクしました。自身は「一発屋」だとしつつ、キルシュトルテは、現在は一発屋すら生まれないと説明。「90数%が一発も当てれず消えてく」と語ります。
新陳代謝がない?
VTuberの数がどんどん増える一方、視聴者の総数は増えず、しかも視聴者が限られた時間の中で見るのは自分の“推し”の配信。トップ層のVTuberは辞めないため「新陳代謝がされない」といいます。