【為替相場】米CPI初動ではあまり動かなかったものの、NY市場で徐々にドル売り1ドル147円台前半へ トランプ氏はFRB批判と利下げ要請 ただし利下げ期待は後退
2025年05月14日08時06分取得:


やる夫今日のポイント:
・米CPI発表初動では大きな動きは出なかったものの、徐々に米債利回り低下が起きドル売り
・トランプ大統領が圧力も利下げ期待は低下。FRBは大統領圧力では動かなさそう
・来週からG7にて加藤財務相がベッセント財務長官と為替会合検討。少し前に話したばかりでは?と思うところも。一部ではわざわざ圧力をかけられにいっているという批判もあり
・トランプ大統領、今週末に複数の貿易協定について発表へ
・リスク選好気味ではあり、原油、仮想通貨は高い。金も底堅い
・ドル円もそこまで円高には掘らない見込み。ドルが不安定のためクロス円などにも注目したい。
本日のスケジュール(特に重要なイベントは赤字で表示)
前回発言(4月時点):米関税による英インフレへの影響不透明
前回発言(エスクリバ氏・昨日):現状は、機動的な政策対応を必要としている
前回発言(ナーゲル氏・4月時点):世界経済成長「大幅に悪化」 米関税が足かせに
前回発言(5月時点):独立したFRBの構造、経済の安定を強化 維持されるべき
前回発言(昨日):ECB、夏までに追加利下げの余地 米国とは状況異なる
前回発言(4月時点):金利良い位置にある-高い不確実性でも
前回発言(4月時点):これまでのところ、関税の純影響はむしろディスインフレ的
アンケートを行っております:
最近為替相場記事をお昼くらいに出していますが朝のほうがやっぱり良いですかね?
— まねたん (@kasegerumatome) May 13, 2025
おはようございますお。
昨日の米CPIは市場予想には届かない伸び。
ただし前回よりは強い数字や横這いの数字が出たという事もあり、米利下げ期待は高まらず、むしろ微減するという状況になっていたお。
ドル円は一時148円台前半を付ける場面もあり、現在の値動きは米債利回り低下によるボラの範囲か、数日前に大幅に円安に動いた部分の調整かなと思っているお。
一応加藤財務相の為替会談検討やトランプ氏のFRB批判が行われたけれど、こちらが市場に大きく影響を及ぼしている印象はなし。
本日はそこまで注目度の高いイベントはなく、米CPIもそこそこの数字が出たことから、要人も大幅にスタンスを変えるような発言はしてこないと思っているお。
そのためいつも通りではあるけれど、トランプ氏やベッセント氏の突発的な発言に注意しつつ、流れをおっていく展開になりそうだお。
