【鳴子ダム】例年は貯水率78%→今年ゼロに 雨量1割で31年ぶり コメ生育懸念
1: 2025/07/29(火) 19:05:49.78
国土交通省東北地方整備局は29日、鳴子ダム(宮城県大崎市)の貯水率が0%になったと発表した。例年にない少雨により流入量が大幅に減ったことが理由で、0%になったのは1994年以来31年ぶり。下流地域の水田への緊急放流を行っているが、このまま少雨が続いた場合、コメの生育や収穫に懸念が強まっている。
鳴子ダム管理所によると、今年は6~7月の雨量が例年に比べ少なく、直近10年間の平均と比べると6月は3割、7月は1割ほどだった。29日午前3時ごろ、ダムの最低水位を下回り、貯水率がゼロになった。例年であれば、貯水率は78%ほどだという。
鳴子ダムは、大崎平野の水田を中心とした約1万ヘクタールの灌漑用水の供給も担っている。そのため、最低水位以下に貯まっている水の緊急放出を29日午前3時から開始。1秒当たりの放出量は7・74立方メートルで、このまま雨が降らない場合は2週間強で水が完全になくなるという。農業用ダムの岩堂沢ダム(同市)と連携して、稲の出穂期終了まで農業用水の補給に努める。
産経新聞 2025/7/29 18:35
https://www.sankei.com/article/20250729-7MCZLCCAY5DNRD2QLNENL25VWU/