英誌が加速する日本車離れを危惧「EV出遅れが日本経済に大打撃を与える」
かつて、世界のエコカー市場をけん引していた日本の自動車メーカーが、過熱するEV(電動自動車)開発競争では大きく後れを取っている。日本経済の中核を成す自動車産業の停滞の理由を、英経済誌が分析した。
中略
10年以上前に世界初のEVを発売したのは、日産と三菱だった。にもかかわらず、世界のEV販売台数のトップ20に入る日本企業はひとつもない。世界最大の自動車メーカーであるトヨタですら、1050万台の総販売台数のうちEVは2万4000台に過ぎない(ちなみにテスラは130万台だ)。
さらに2022年には、トヨタ初の完全電気自動車「bZ4X」がリコールに追い込まれた。タイヤが脱落する恐れがあるという欠陥が発覚したからだ。
この一件によるトヨタのEV生産の失速が、日本の自動車産業全体の失速につながるのではないかと専門家は懸念する。自動車産業の動向を、半導体や家電と比較する専門家もいる。どちらの市場もかつては日本企業が独占していたが、国外で発生した重要なトレンドに乗り遅れた結果、最終的には抜け目ない競合他社にその地位を奪われた。
日本の輸出の20%近く、雇用の8%ほどを占める自動車産業が同じように衰退すれば、日本社会と経済に深刻な影響を及ぼすだろう…
続きはソース元で
https://courrier.jp/news/archives/325299/