漫画家「舞台世界が不明瞭です。資料をください」俺なろう作家「はあ…」

俺本音「中世西洋もどきのドラクエファンタジーで、なぜかすごい格好の女の子がいっぱいいるようなのをいい感じにやっといてよ」

俺建前「ベースとしては中世西洋をモチーフにしつつ、同年代の世界各国をいいところ取りした世界観です。
１３世紀～１４世紀のフランスのカペー朝、イングランドのテューダー朝、イギリスのノルマン朝辺りをイメージしています。
文化的には騎士道精神が根付いており、王室と教会が強い権力を有しています。
建築様式は国や都市によって異なりますが、都心ではゴシック建築がメインです。
北部は常に雪に覆われた寒冷地域で南部は温暖な地域で果物や穀物が豊富であり、作中舞台となる大陸内に複数の気候や文化圏を包括しています。

羊皮紙しか存在せず、紙全般は現代の百倍近い価値として扱われています。
印刷技術はある程度確立されていますが、書物は貴族階級の嗜みとなっており、田舎村では一部の人間しか文字を読むことはできません。
科学技術は再現性の取りにくい魔法に依存しているため、地球の同年代より大きく遅れています。
大砲や銃は存在しません。

また、魔族との恒常的な戦争状態にあり、それらが文化発達の大きな妨げとなっています。
一方、貴族階級の抱えている錬金術士の躍進により、農業や服飾、水道などについては１６世紀の近世西洋と同等か、それ以上のレベルに躍進しています。」