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【宮古島】沖縄県宮古島市の宮古食肉センターで、牛や馬の大型家畜の食肉処理を担っていた
職員の契約切れに伴い3月18日以降、同センターで食肉処理ができない状態に陥っている。
食肉処理には家畜を沖縄本島に移送する必要があり、
JAおきなわは移送費の補助も視野に対応策を検討している。
関係者によると、JAおきなわの関連法人に当たる同センターには食肉処理を担う職員が5人いたが、
大型家畜の食肉処理ができるのは嘱託職員の男性1人だけだった。
3月17日の出勤を最後に、同センターで大型家畜の食肉処理ができていない。
JAおきなわは今後、宮古島から沖縄本島に移送する際の経費などを計算し、
補助が可能かどうか検討を進める。また、大型家畜の食肉処理技術を学ばせるため、
職員3人を県食肉センター(南城市)に派遣し、宮古食肉センターでの食肉処理の再開を目指すが、
「技術習得には約3カ月かかる」(関係者)という。
5月の大型連休など宮古牛の需要増が見込める時期に島内での食肉処理が間に合わない可能性がある。
大型家畜の食肉処理を担ってきた嘱託職員の男性によると、
次年度の契約を更新する際、同センターはこれまで支払ってきた賞与を支払わない方針を示した。
男性は契約内容を不服とし、契約を更新しなかった。