コンビニ「ポプラ」が絶体絶命!名物「ポプ弁」廃止危機にファンが悲鳴
2023年4月26日 10:00
セブン&アイ・ホールディングスが初の「年間売り上げ10兆円」を達成した。その売り上げのかなりの部分が、国内外のコンビニ「セブン-イレブン」だった。
セブン-イレブンは今年50周年を迎えるという節目の年だが、株主から社長らの辞任要求を突きつけられるなど、いささか経営は混迷しているようだ。
そんなセブン-イレブンの様子を仰ぎ見つつ、「贅沢者の悩み」との声が聞こえてきそうなのが、同じコンビニチェーンの「ポプラ」である。
ポプラは4月13日に公表した23年2月期決算で、ようやく6期目ぶりの黒字転換を発表したのだが、わずか6日後の19日には一転して赤字に修正したのだ。
「13日の発表では最終損益1億800万円の黒字でした。ところが、19日に特別損失を計上して、結局は2億3700万円の赤字としたのです。おそらくは監査法人に決算の修正を求められたからでしょうが、ポプラは22年2月期決算から債務超過状態に陥っていて、上場廃止の猶予期間に入っています。期限は24年2月29日までなので、この1年が瀬戸際です」(経済ジャーナリスト)
ポプラは17年にローソンから出資を受けており、ローソンが第2位の大株主になった経緯がある。そのため、当面はローソンに追加応援を仰ぐと見られているが、最終的にはローソンに完全吸収される流れもあるという。店舗も「ローソン・ポプラ」やローソンへの転換が進んでいるので、どのちみちポプラ色が薄れていく可能性は捨てきれない。
こうした動きを背景に、ネットやSNS上では、ポプラ最大の売りとも言える「商品」の危機を憂う声が上がっている。その商品とは「ポプ弁」。ポプラで販売している弁当のことだ。ファンはポプ弁についてこんな賛辞を送るのである。
《店内で炊いたアツアツご飯をぶち込んでくれる》《ご飯大盛りまで無料、唐揚げの個数を選べる》《特盛にしたらフタが閉まらない》《上げ底みたいなセコイことをしない》《とにかくおいしい》
ポプ弁の買い方は、空、もしくはおかずだけ入った容器をレジに持っていき、ご飯と総菜を詰めてもらうスタイル。そして炊き立てご飯は小盛りの200グラムから特盛りの450グラム(350グラムまで値段変わらず。450グラムは50円増し)まで選べて、例えば唐揚げ弁当なら、揚げたての唐揚げを5~10個(値段は異なる)まで指定できる。いわば給食や社食、炊き出しのようなスタイルで人情味に溢れているのだ。
「決算では収益改善のために中期経営計画も発表されましたが、そこでは無人店舗化を進めるとされています。となると『ポプ弁オペ』などは真っ先に見直しの対象になってしまうかもしれません」(前出・ジャーナリスト)
現在のようなポプ弁が誕生したのは1983年というから今年は40周年という記念の年だ。HPでもポプ弁についてはポプラ社のこんな思いが綴られている。
「ポプラの店頭で見かける、ご飯の入っていない、おかずだけの弁当。これは、お客様の笑顔のための、ポプラのこだわりがぎゅっと詰まっているのです」
徳俵に足がかかった同社が、「お客様の笑顔のため」にポプ弁を死守することができるのか、注目されるのである。
(猫間滋)
ここを自動化できればいいのだが
かまどやのお弁当も美味しかった
店舗激減で残念
ダントツに素晴らしいサービスだった
安らかに眠ってくれ
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