【映画】165億円の赤字か 米ディズニー「白雪姫」実写版、大型連休中の日本でも上映打ち切り
「白雪姫はもう上映していないですね」。4日、関東地方のシネマコンプレックスで親子連れやカップルでにぎわう入場者の列を整理していた係員は、そう淡々と語った。
実写版を巡っては、原作で「雪のように白い肌」とされた白雪姫役に「ラテン(中南米)系米国人」を自認するレイチェル・ゼグラーさんを起用したことや、原作の王子さまを「ストーカー」と呼んだゼグラーさんの言動などが物議を醸し、3月の公開前から先行きを不安視されていた。
米芸能ニュースサイト「DEADLINE」が3月末、配給元への取材を基に報じたところによると、白雪姫のグッズ販売などを含めた収入予想は2億9500万ドル。制作費や販売促進費などに4億1000万ドルかかっており、赤字額は1億1500万ドルに上る見込みだ。
一方、映画の興行成績を分析している米ボックス・オフィス・モジョによると、5月4日時点の白雪姫の興行収入は米国内が8612万ドル、米国外が1億1444万ドル。いずれも、DEADLINEが伝えた1億ドル超の赤字予想額の前提となっていた米国内での興行収入1億ドル、米国外での興行収入1億2500万ドルをさらに下回る展開が続いている。
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