【為替相場】米経済指標弱く一時1ドル142円台半ばへ 関税影響で輸入大幅減 米中首脳が週内会談の可能性と報じられ一旦1ドル143円台も再び円高
2025年06月03日06時40分取得:


やる夫今日のポイント:
・米中首脳が週内会談の「可能性」。レビット報道官発表
・またTACO相場かとの認識も一部で広がり、ドル円は一時143円。株価の下支えに
・経済指標悪化で米利下げ期待が一時上昇。円高傾向は変わらず
・地政学リスク継続で金が非常に強い動き。米債利回り上昇も上値を伸ばす。さらなる上値更新期待もTACOには注意
・米イラン核合意期待が後退していることも地政学リスクを上昇させている
NY市場で出た重要材料:
・現在、彼らは真剣に交渉を進めていることは明らかだ
・トランプ大統領の関税政策の結果、EUが交渉のテーブルに着いた
・辛抱強い姿勢維持できる
・データを待ち、辛抱強くなる上で良い位置にあると言える
・リスクバランスの見通しを大きく変えるような重要な情報が得られた場合は対応の準備をする
・約1時間で終了
本日のスケジュール(特に重要なイベントは赤字で表示):
前回発言(昨日):QTと金利決定の相互作用を考慮する必要
16:50 日)植田和男日銀総裁、講演
前回発言(3日前):損益やBSの悪化、ETF処分の先送り理由に「ならない」
赤字の理由:前回ややタカ派シフトをしており、もし近く利上げであれば地ならしを始める可能性
赤字の理由:欧州がいつ頃さらなる利下げに踏み切るか(もしくは停止か)判断材料になる物価と雇用に関する経済指標
赤字の理由:大幅悪化であれば利下げ期待が米利下げ期待が上昇する可能性。ただしトランプ関税への警戒も強い
前回発言(昨日):貿易の不確実性過ぎれば「利下げ軌道再開が可能に」
前回発言(5月時点):米家計債務が金融システムに及ぼすリスクそう高くない
前回発言(昨日):辛抱強い姿勢維持できる-物価と雇用へのリスク均衡
おはようございますお。
昨日のレビット米報道官の発表により、市場には「またTACOか」というムードが拡大だお。
一部では米中関税適用がさらに延期されるという情報もあり。(市場はほぼ反応なし)
BREAKING: The US has extended its tariff pause on some Chinese goods until August 31st.
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) June 2, 2025
ただトランプ氏は新たな鉄鋼関税や中国人留学生のビザはく奪などの対応を行っており、今回の米中交渉がもしあるのであれば、かなり荒れそうな予感もしているお。
またトランプ関税により欧州が交渉の席に着いたとの発表もあったけれど、対EU関税を延期すると合意した後で鉄鋼関税を発表しており、EUはこれに対して反発(昨日の記事にも書いた通り)。
交渉の席につかせた後、何も決まっていないうちにテーブルを再度蹴り飛ばしたような形だと思っているお。
米裁判所の判断がどうなるかの情報はまだ出て来ておらず。
為替は米債利回りを見る限り、関税差し止めにはならないのではとの認識が強めかなと思っているお。
ただその上でTACOの印象もあるので、大きなリスク回避とはなっていない様子。
あとは関税から来る米経済悪化での利下げ期待上昇と綱引きかなと思っているお。
ロシアーウクライナ戦争はまだまだ終わる気配なし。
昨日上昇していた原油価格をさらに押し上げる材料となっているお。
またOPECプラスは増産を決定しているものの、増産規模的には市場の範囲内で、大幅下落が回避されたとの安心感が買いを誘っているとの報道だお。

やる夫より:ニュース速報TwitterList、情報収集先などの記事だお
やる夫の投資情報収集先あれこれ(2025年04月10日速報twitterlist更新)
管理人のTwitterでも相場に関して出来る限りお答えしますとのこと
xmにて$10500までボーナス、トレコン開催中とのこと