【コメ】「あきらめていた、ラッキー」 スーパーに突然備蓄米、そのとき客は…事前告知せず従業員にも箝口令
朝日新聞
大手スーパーヨークベニマル(本社・福島県郡山市)が12日、政府備蓄米を市内の横塚店で売り出した。来週からは、福島、宮城、山形、栃木、茨城の全250店で販売するが、混乱を避けるため告知はしないという。
横塚店の入り口には午前9時半の開店時、2022年産の5キロ入りが1千袋積まれた。価格は2160円(税込み)。店員が「備蓄米が入荷しました」と呼びかけるが、素通りする客も多かった。次第に手に取る客が増え、午後4時12分に完売した。
■「あきらめていた、ラッキー」
首都圏では備蓄米を買おうと開店前から長蛇の列ができたスーパーも珍しくない。ベニマルは「何時間も待たせるのは申し訳ない」と事前告知をしないことにした。従業員に箝口令(かんこうれい)を敷き、報道機関への連絡もこの日の開店後という徹底ぶりだ。
鈴木淑子さん(77)はサンドイッチ用のパンを買いに来て、備蓄米に気づいた。「前々から買いたいとは思っていたが、ニュースを見て無理だとあきらめていた。ラッキーでした」と喜んだ。
随意契約で政府から調達した備蓄米は1500トンで、精米すると5キロ入りで24万袋程度になるという。精米の進み具合が見通せないこともあり、今後も事前告知はせず、チラシにも載せないという。
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