学生マンションの多くが食事付き、シアタールームやプールも 様変わりする令和の下宿事情

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学生マンションの多くが食事付き、シアタールームやプールも 様変わりする令和の下宿事情

1: 2025/09/09(火) 09:23:39.87
レストランのような食堂やデザイン性の高い内装。ホテルを思わせる学生向け賃貸マンションが増加している。シアタールームや屋外プールなどリゾート感ある設備まで登場。食事や家具付きで自炊や転居時の負担が省け、初めての1人暮らしを心配する保護者のニーズにも応える。自炊で苦労した昭和の学生とは一変、手厚いサポートが令和の学生の1人暮らしを支える。

家具・家電付き
令和6年1月に完成した福岡市博多区の賃貸マンション「学生会館 リビオセゾン博多石城町」(10階建て)は、管理栄養士が監修したバランスの良い食事を提供し、日中は管理人も常駐する。1階にはシアタールームやダンスルームのほか、雑誌や漫画が読み放題の交流スペースも設けている。

周辺の大学や専門学校に通う学生が入居し、全180室が4月には満室となった。費用は家賃と食費で月8万~9万円程度。初期費用として入館金、敷金などが30~40万円程度必要で、アパートなど一般的な賃貸物件より割高だが、家具や家電も備え付けで、購入や引っ越しの負担は小さい。

入居者の一人で鹿児島市出身の専門学校2年、松田昊大さん(20)は「親が食事面を心配していたが、健康に配慮されたメニューが心配を解消した。学校の課題が多く、食材を買ったり、食事を作ったりする労力を考えればコストパフォーマンスがいい」と語る。シアタールームでは映画をみたり、ゲーム機をつないで大画面で楽しんだりしているという。
10年で24倍に増加
同物件は全国で学生向けマンション事業を展開する「ジェイ・エス・ビー・ネットワーク」(東京)が管理している。

同社博多駅前店の木村文美(あやみ)副店長(32)は「子供の初めての1人暮らしに不安を抱く保護者は多く、セキュリティーや食事のサポートのニーズが高い。新しく完成する学生マンションの大半は食事付きで、選んでもらえるように設備も充実させている」と話す。

同社が展開する食事付き学生マンションは、約10年前の平成28年は全国で10棟前後だったが、現在は約240棟(約2万3千室)と24倍に増加した。佐賀市の屋外プール付きの物件は家賃が4万~5万円程度、大阪府東大阪市の物件は家賃5万円台ながら共用スペースにはビリヤード台が設置されている。東京では13階のラウンジで夜景を見ながら食事ができる物件もある。

進学率は上昇続く
福岡都市圏で不動産賃貸業を手掛ける「三好不動産」(福岡市)によると、学生へのアンケートでは家賃の安さが重視される傾向にあるが、保護者が管理人常駐や食事付きなどの物件を希望するケースが多いという。(略)

産経新聞 2025/9/9 08:00
https://www.sankei.com/article/20250909-DOUNKR2BMRMAFJAVDFPH6ZVWKE/


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