猛暑でタイヤ破裂も 危険性4台に1台 JAFが教える対策は
毎日新聞 8/26(土) 8:00
猛暑が続くこの夏、急増しているのが破裂やパンクなどタイヤのトラブルだ。車の4台に1台がトラブルの原因を抱えているとのデータがある中、厳しい暑さが引き金となる可能性も指摘されている。では、どうすれば防げるのか。日本自動車連盟(JAF)の出動に同行した。
「いきなり車がガタガタした。窓を開けて確認すると、タイヤがバースト(破裂)していた」
8月14日、福岡県大野城市でJAFの救援を依頼した会社員の男性(42)=同県飯塚市=が説明した。運転中だった男性は車を止めようと慌ててハンドルを左に切り、他の車と接触する事故を起こしていた。
幸い、事故によるけが人はいなかった。男性は「速度が出ていたら危なかった」と振り返った。
JAFによると、タイヤ関連のトラブルから要請された7月のロードサービス件数は、全国で4万1789件。前年同月に比べて2091件増えている。
もちろん、増加した一因には新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、人の移動が増えたことも関係したとみられる。ただ、コロナ禍前の2019年7月(3万7436件)と比較しても上回っており、過去5年間で最も高い水準だ。
タイヤのトラブルの大きな原因となるのは、空気圧の不足だ。
空気圧が低い状態で高速走行をすると、タイヤがたわんで波状に変形する「スタンディングウエーブ現象」が発生。この状態のまま走行を続けると、タイヤが発熱して破裂にもつながるからだ。
一般社団法人「日本自動車タイヤ協会」(東京)によると、タイヤの空気圧は月5%ほど自然に低下する。同協会が16~22年に高速道路のサービスエリア(SA)などで実施した調査によると、4台に1台の車で空気圧が適正な値を下回っていた。
加えて、JAFによると、この夏の連日の暑さもトラブル増加の一因として考えられる。タイヤの破裂は路面とタイヤの温度が上昇することで引き起こされるといい、猛暑が続けば路面温度が上がり、破裂の危険性も高まるという。
気象庁によると、福岡市の23年7月の最高気温で真夏日(30度以上)とならなかったのは31日中1日のみ。実際、JAF福岡支部(同市早良区)が7月に受けたタイヤ関連の救援依頼は2809件と、前年同月より428件増えている。
では、どのような対策をしたらいいのか。
記者が活動に同行したJAF福岡支部の進藤章さん(41)は、空気圧などタイヤの「日常点検」の重要性を挙げる。目安は月1回の点検という。
冒頭で大野城市から救援を依頼していた男性も、空気圧を最後に点検したのは22年末と半年以上前だった。破裂したタイヤは使い始めてから5年ほど。ガソリン代の高騰もあり、給油はセルフ式のガソリンスタンドが専らで、タイヤの空気圧を自分でチェックした経験はなかった。
進藤さんは「セルフ式のガソリンスタンドが増え、点検の機会は減っているかもしれないが、空気圧のチェックは必要だ」と話す。
適正な空気圧(指定空気圧)は通常、運転席側のドア付近か給油口などに貼ってあるシールに書かれている。空気圧以外でも、タイヤの溝に亀裂がないかなど目視での点検が有効だ。
タイヤ以外ではこの時期、バッテリーを巡るトラブルも多い。暑さでエアコンの使用が増えるからだ。
23年7月のバッテリー上がりによるJAFへの救援依頼は全国で6万4471件と、前年同月より3538件増加。7月としては過去5年間で最多だった。進藤さんは「バッテリーの平均寿命は3年ほど。バッテリー液は透明であるほど良く、状態を確認してほしい」とアドバイスする。
記者が同行した8月14日はお盆シーズンで、普段はあまり運転しないドライバーも多く、JAFの隊員にとっては繁忙期。この日も、車のレッカー移動が終わるとすぐに、次の救援依頼が飛び込んだ。「点検をすることが、楽しいお出かけになる」。進藤さんは汗を拭いながら、次の現場へと向かっていった。【宗岡敬介】
過去にバーストやらかしたから…
高速は休憩のたびに熱持ってないかタイヤのサイドウォール触ってるわ
同じく高速で後輪バーストしたので
暑い時に空気をパンパンに入れておくとパンクしやすい。
空気は心持ち抜きぎみの方が安全。
逆だ。乗らないから駄目なんだよ
減ってなくても10年くらいたってるとサイドウォールゴム劣化でバースト危険率高し
ハンドルが少し重くなったかなと感じたような気のせいのような時の給油時に。
家のコンプレッサーでやるのは片付け面倒なのでガソスタで。
店員が適当にOKしてることも有りそうで
タイヤ売れるかもしれないから即指摘してくれると思うよ
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