【大阪】 堂島取引所でコメの先物取引 本格スタート
大阪の堂島取引所でコメの先物取引が本格的にスタートし、20日、式典が開かれました。取り引きが活発化し、コメの価格の透明性向上につながるか注目されます。
コメの先物取引は、江戸時代に大阪で始まり、1939年にいったん廃止されたあと、堂島取引所の前身の組織が2011年に試験的に再開させましたが、取り引きが低調で去年、再び廃止されました。
取り引きの復活に向け、市場を開設する国の認可を受けたことから、20日、大阪市内で本格的なスタートを祝う式典が開かれ、堂島取引所の有我渉社長は「日々、値段が見えるので、生産者や消費者などに参照してもらってうまく使ってもらいたい」と述べました。
主食用のコメの価格をめぐっては、JAなどの集荷業者と、卸売業者の間の相対で決まるのが主流となっていて、価格決定の透明性が不十分だという指摘が上がっています。
これに対して先物取引の市場はオープンな場で価格が決まることから、透明性の向上につながることが期待されています。
また、先物取引は将来のコメの価格を予想してあらかじめ取引を行うことから、農家にとっては将来の収入の目安となり安定した経営につながるほか、消費者にとっても今後の価格の指標になることが期待されています。
NHK NEWS WEB
2024年8月20日 18時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240820/k10014553991000.html
旗振り通信
江戸時代に堂島の米相場を
日本全国にリアルタイムで伝えるため
見晴らしの良い山の頂上に振り手を配置し
旗の振り方で相場情報を伝達した
西日本では完全なネットワークが構成され
広島まで30分博多まで1時間で相場情報が
伝達された
東日本では通信で箱根を超える事が出来ず
江戸まで2時間程度かかった
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