【群馬】“ぐんまちゃん” 売り上げ実績 100億円少なかった…関連グッズ販売の集計ミスで知事が謝罪　4桁多い数字を入力

群馬県の山本一太知事は20日、県庁で定例会見を開き、県マスコット「ぐんまちゃん」の関連グッズの売り上げについて、2021年の実績として公表していた数値に誤りがあったと発表した。
522億円としていたが、実際には104億円少ない418億円だった。

販売業者の売り上げを集計する際に、一部で職員が誤認して4桁多い数字を入力したことが原因という。
山本知事は「このようなミスが発生し、大変申し訳なく思っている」と謝罪した。

県によると、グッズの売り上げは、業者から販売状況についてファクスで回答を得て、担当課が集計している。
山本知事は「資料を見たがメモで書かれていて、勘違いしやすい感じもあった」とし、販売業者が直接オンラインフォームに入力できるようにするなど、事務手続きを見直すよう担当課に指示したと説明した。

これに伴い、23年のグッズ売り上げなどぐんまちゃんによる経済効果の目標値を見直し、630億円から500億円に修正した。

山本知事は「データはとても大事。改めて『データ・ベースト・ポリシー・メイキング（データに基づく政策立案）』をしっかりやりたい」と強調した。

関連グッズは、民間事業者がぐんまちゃんのデザインの使用許諾を得て展開する商品で、県が企画する公式グッズとは異なる。