【飲食】マック、本気で挑むカフェ 「卒マック」の40代にも照準
日本マクドナルドがカフェ展開を強化している。7月からスムージーなど一部カフェメニューの取扱店舗を2022年末比3倍以上の2100店舗程度に増やした。1月にはコーヒーをリニューアル。食事の他に、少し立ち寄って休むといった需要を取り込み店全体の客数を増やす。マクドナルドを卒業した40代以上の顧客の呼び戻しも進める。
マクドナルドが全国展開をはじめたのはかき氷状の飲料の「オレオ クッキー チョコフラッペ」(470円から)と「マンゴースムージー」(450円から)、マカロンだ。「マクドナルドに求められているお得さを感じてもらえる価格設定にした」(同社)という。
22年末までフラッペやスムージーはマクドナルドに併設したカフェ店「マックカフェ バイ バリスタ」など約620店舗で販売していた。約3000店舗あるマクドナルドのうち2100店舗程度に取り扱いを広げた。今後も順次取扱店舗を広げる計画だ。
1月にはプレミアムローストコーヒーをリニューアルした。豆の産地や焙煎(ばいせん)度を見直し、時間がたっても酸味を感じにくく飲みやすい味に仕上げた。蓋も改良し、飲み口を大きくした。2月には女優の広瀬すずさんをテレビCMに起用し「カフェラテ」や「キャラメルラテ」の販売促進を強化した。
マクドナルドがカフェ展開を強化しているのは、食事時間帯の客数のみならずカフェ時間帯も強化することで店舗全体の客数を底上げする効果を見込んでいるためだ。
加えて、顧客層を広げる狙いもある。マクドナルドの顧客は10~20代が多く、学校終わりに学生同士でマクドナルドに立ち寄る需要がある10~20代の顧客に比べ、40代顧客は足が遠のきがちだ。和食など様々なタイプの料理を楽しむ年齢になり、マクドナルドから「卒業」してしまう人もいるためだ。
40代以上の会社員などの来店は限定的とみられるが、仕事の合間にちょっと立ち寄るといった使い方もできるようにすることで顧客層を増やす考えだ。家族で店舗に来ても親世代がカフェメニューを頼み、全体の客単価を押し上げる効果も期待する。
マクドナルドはバーガーなどの食事と組み合わせてデザートドリンクを楽しむ、マックなら立ち寄りやすいという気軽さで男性1人でもスイーツを楽しんでもらうといった利用を想定する。
新型コロナウイルス下で在宅勤務をする人が増えたことで朝にコーヒーを1杯飲んで会社に行くといった利用の仕方が減った。コロナが収束すればコーヒーやスイーツといったカフェ需要も増えるとみられる。コンビニで手軽にコーヒーが買える時代にマックならではの価値で顧客をひき付けられるか。持ち帰りなどの食事需要が巣ごもり消費の反動で減る可能性もある中で今後の展開に注目が集まる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC302R40Q3A630C2000000/
「オレオ クッキー チョコフラッペ」(470円から)と「マンゴースムージー」(450円から)、マカロンだ。「マクドナルドに求められているお得さを感じてもらえる価格設定にした」
お得か?
スタバと比べて
マックの株上がりすぎて手が出ない
15万くらいで買えた時期もあったのに
相対的に割高に感じてしまう
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